初デート前の緊張は、たいてい「話すことがなくなったらどうしよう」というひとつの心配に行き着きます。でも、台本は必要ありません。いくつかのいい質問と、相手への素直な興味、そして沈黙をただの沈黙として受け流す余裕があれば、たいていの会話はうまく進みます。
会う前に、もう知っていることを見直す
初めて会うとはいえ、まったく知らない相手ではありません。すでにメッセージをやり取りして、プロフィールも見ています。デートの前に2分だけ時間をとって、これまでのやり取りを読み返し、もう一度触れたい話題を2つか3つ選んでおきましょう。
- 話に出た旅行、新しい仕事、ペット、始めたばかりの趣味
- 「会ったときに話しますね」と言われていたエピソード
- 二人で笑った話
「陶芸教室、どうですか?2回目はもう行きました?」は、会話の始まりにぴったりです。ちゃんと話を聞いていたことが伝わりますし、相手も答えやすいからです。
YADateでは、相手のプロフィールの「質問」も見ておきましょう。「あなたと同じ」と表示されている回答は、そのまま話題になります。「自己紹介」の下にあるバッジ(朝型か夜型か、旅行やペットをどう思っているかなど)も、いい話のきっかけになることがよくあります。
最初は軽い話から
最初の10〜15分は、その場に慣れるための時間です。飲み物を選んでいる最中に、深い話を期待する人はいません。気軽な話題がいちばんです。
- 「お仕事帰りですか?今日はどんな一日でした?」
- 「ここ、よく来るんですか?おすすめはありますか?」
- 「すぐわかりました?電車、混んでいませんでした?」
こうした質問は、おもしろくなくてかまいません。二人とも肩の力を抜いて、お互いの声に慣れるための時間をつくってくれます。
会話が広がる質問
コツは、オープンな質問をすること。つまり、「はい」「いいえ」では答えられない質問です。「仕事は好きですか?」はひと言で終わってしまいますが、「もし明日いまの仕事を辞めるとしたら、何がいちばん名残惜しいと思いますか?」なら、そこからエピソードが始まります。
気軽なものから少し踏み込んだものまで、いくつかアイデアを挙げます。全部使う必要はありません。会話が動き出すには、たいてい2つか3つで十分です。
ふだんの生活
- 最高の週末って、どんな過ごし方ですか?
- 初めてこの街に来た友達を案内するなら、どこに連れていきますか?
- 最近、楽しみにしていることはありますか?
好きなこと
- 〇〇を始めたきっかけは何ですか?ハマった瞬間って覚えています?
- 最近、時間を忘れて夢中になった本やドラマ、何かの取り組みはありますか?
- ずっとやってみたいと思いながら、まだ始められていないことはありますか?
エピソード
- これまででいちばんよかった旅行は?何がそんなによかったんですか?
- 子どものころは、何になりたかったですか?
- これがあると一日がちょっとよくなる、という小さなことは何ですか?
会話が弾んできたら、少しだけ深く
- 人付き合いで、相手にいちばん求めることは何ですか?
- ここ数年で、考え方が変わったことはありますか?
- これからの1年、どんな年にしたいですか?
2つ目の質問のほうが大事
楽に話せる会話の秘訣は、質問リストの長さではなく、その次のひと言にあります。相手が答えたら、「え、その旅行、一人で行ったんですか?どうでした?」のように、話の中の細かいところを拾ってみましょう。こうした問いかけは、自分が話す番を待っているのではなく、ちゃんと聞いていることを伝えてくれます。
自分のことも話しましょう。目安は、3回続けて質問していると気づいたら、自分の短いエピソードをひとつ話すこと。デートは面接ではなく会話です。相手も、こちらのことを知りたいと思っています。
あとに取っておきたい話題
どれも禁止というわけではありません。お互いのことをもう少し知ってからのほうが、話しやすいというだけです。
- 昔の恋愛の詳しい話。聞かれたら、短く落ち着いて答えれば十分です。たとえば「8年間結婚していて、円満に別れました」のように。
- お金や年収。好きなことにお金を使う話なら問題ありませんが、収入についての質問は初デート向きではありません。
- 白熱しそうな議論。政治や宗教が自分にとって大切なテーマなら、議論に勝とうとせず、相手が何を大切にしているかを聞いてみましょう。
- 健康の悩みや家族のもめごと。お互いにもっと信頼できるようになってからにしましょう。
- 恋活への愚痴。ひどかったデートや、いつまでも終わらないメッセージのやり取りの話は、あまりいい印象を残しません。
一方で、どんな関係を望んでいるかをざっくり伝えるのは問題ありませんし、むしろ役に立ちます。「長く付き合える人を探しています」なら、正直で、相手にプレッシャーをかけることもありません。
沈黙が訪れたら
沈黙は、どんなデートにもあります。うまくいっているデートでも同じです。数秒の沈黙は、相手よりも自分のほうがずっと長く感じるものです。飲み物をひと口飲んだり、周りを見回して近くにあるものについてひと言話したりしてみましょう。「お姉さん、たしか札幌に住んでいるんですよね?よく会いに行くんですか?」のように、前の話題に戻るのもいい方法です。
「正直、ちょっと緊張しています」と言ってしまうのもひとつの手です。たいていの人は、これを聞いてほっとします。相手もだいたい同じ気持ちだからです。
会話がうまくいっているサイン
- 思っていたより、時間が早く過ぎる。
- 相手からも質問があり、こちらの話を広げてくれる。
- ちょっとしたことで一緒に笑える。
- どちらかが「今度〜しましょう」と言い出す。あのカフェに行く、あの映画を観る、あのマルシェをのぞいてみる、など。
会話が少しぎこちなかったとしても、それだけで何かが決まるわけではありません。緊張がじゃまをする人は多いですし、2回目のほうが1回目よりずっと話しやすいこともよくあります。
初デートのいい会話は、パフォーマンスではありません。相手のことをもっと知りたい二人が、言葉を交わす時間です。
お店選びがまだなら、初デートのアイデアを読んでみてください。デートが終わったら、初デートのあとが次の一歩の参考になります。